分子整合栄養学について
細胞のお話
人間の体は、何十兆個の細胞が集まってできています。
その細胞を形作っているのは分子(栄養素)です。細胞の中で分子と分子が化学反応を起こす状態、それが新陳代謝です。一つひとつの細胞は新陳代謝を繰り返しながら、食べ物から吸収される栄養素により日々、細胞をつくり変えています。
ところが、栄養素が不足すると細胞が正常に働かなくなるので、臓器もきちんと機能しなくなります。身体に起こる不調は、こうした栄養素不足による細胞の機能低下が引き金になっているのです。
一方、細胞の中が栄養素で十分に満たされていれば、健康な体を維持できるのです。
グリーンリィーフでは、適切な食事と栄養素補給によって細胞レベルでの体質改善をサポートします。
分子整合栄養学を学ばれた方
細胞を車に例えると・・・
ガス欠の車=機能トラブル=栄養素というガソリンが不足しているので、うまく動かない
(優先するのは自己管理)
ポンコツ車=器質トラブル=臓器の障害があるので、栄養素というガソリン補給だけではうまく動かない。
(優先するのは薬、手術などの治療)
身体は毎日とかされて、つくりかえられている
身体は常にとかされて、つくりかえられています。
とかされることを「異化」、つくりかえられることを「同化」といい、身体はこの異化と同化を毎日繰り返しています。
食べ物から得た栄養素を消化吸収することで新しい細胞につくりかえ、古い細胞を排泄し、毎日、新旧の入れ代わりをしています。こうした生体内でおきている化学変化が「代謝」です。
異化=同化
⇒
代謝が正常に行われている状態
=
健康を維持できる
異化>同化
⇒
栄養素が不足して細胞が衰えている状態
=
病気の発症
異化<同化
⇒
より多くの栄養素を必要とする状態
=
成長・病態の改善
異化と同化のバランスが崩れたとき、病気を発症したり、老化現象が加速したりします。
このバランスを保つには、自分が毎日消耗した量に見合う量の栄養素を摂取し、代謝が正常に行われる状態を維持することが大切です。
病気になるわけ
細胞レベルで身体に起こる変化を見てみると・・・
病気とは、細胞が故障している状態
炎症とは、細胞が激しく壊れている状態
老化とは、細胞が衰えたり、細胞の数が減ったりすること
をいいます。
このようにトラブルを起こした細胞を正常に戻す働きをするのが「栄養素」です。
細胞の栄養不足を改善すれば、病気やさまざまな身体の不調を回避できます。
分子整合栄養学とは
細胞が十分な量の栄養素で満たされれば、体内の臓器や機能も正常に働きます。
生体機能が向上すれば、自分で自分の身体を治す力(自然治癒力=ホメオスターシス)が高まり、病態が改善されるようになります。
生体内の栄養素の働きを正常に保つことで、病気の治療や予防、健康増進を図る学問が「分子整合栄養学」です。